トイレの花子さん

深夜、ある女子トイレで、幽霊の花子さんが出現するという噂が広まっていた。それは、私の通う高校でも例外ではなかった。ある晩、友達たちと話していると、急にトイレに行きたくなった。友達たちは、「花子さんに会いに行くの？」と言って笑ったが、私は気にせずにトイレに向かった。

私は、女子トイレに入り、ひとりで用を足していた。すると、急にトイレの電気が切れてしまい、暗闇に包まれた。私は、不安になりながらも、トイレから出ようとしたが、ドアが動かなかった。私は慌てて、ドアを叩きながら、助けを求めたが、誰も来なかった。

そのとき、トイレの中から、誰かが静かに呼んでいるような気がした。私は、怖がりながらも、その声に従って、トイレの個室の一つに近づいた。そして、個室のドアを開けると、そこには、女性の姿があった。しかし、その女性は、私が思っていた花子さんではなかった。

その女性は、怖い顔をしていて、血だらけの白いドレスを着ていた。私は、その女性に驚いて、倒れてしまった。その後、私は意識を失ってしまったが、友達たちに助けられ、病院に運ばれた。

その後、私は何度もその女子トイレに行ってみたが、花子さんには会えなかった。しかし、その怖い女性の姿は、今でも私の記憶に残っている。私は、それ以来、夜遅くに女子トイレに行くことができなくなってしまった。